ゼロカロリーの罠、知っていますか?
こんばんは。
更年期の女性の健康的なダイエットサポート、そして健やかな毎日を応援しているカケルの松田です。
毎日暑い日が続きますね。
皆さんは、お元気にお過ごしでしょうか?
つい冷たい飲み物に手が伸びてしまう季節ですが、
「ゼロカロリー」「糖質ゼロ」の文字に安心していませんか?
実は、その“安心”が思わぬ落とし穴になっているかもしれません。
■人工甘味料の甘いワナ
ゼロカロリー飲料や糖質オフのお菓子に使われているのは、アスパルテームやスクラロースなどの「人工甘味料」。
砂糖の数百倍の甘さを少量で出せるため、カロリーは抑えられますが、最近の研究では、次のような懸念も出てきています:
- 味覚が鈍くなり、甘いものをより欲するようになる
- 脳が「快楽」を覚えて依存状態になる可能性
- 腸内環境が乱れ、かえって血糖値が上がるという報告も
- ダイエット清涼飲料をよく飲む人は、糖尿病リスクが約1.7倍高いという研究結果(※)も
※Franco et al., Diabetologia, 2013
「血糖値が上がらない」と思って続けていると、
むしろ血糖値が乱れやすくなる――ということもあるんです。
■「天然甘味料」なら安心?
最近注目されているのが、ステビア、エリスリトール、羅漢果などの天然甘味料。
植物由来で0kcal、血糖値を上げにくいと言われています。
特にステビアは、糖尿病患者の血糖コントロールに良い影響があるとする報告も。
ただし、どんなに“自然”でも摂りすぎはNG。
「たまに」「控えめに」が合言葉です。
一方で、はちみつやメープルシロップなどは「天然」でも血糖値はしっかり上がりますのでご注意を。
■今日からできる、かしこい選択
- のどが渇いたら、まずは水かお茶
- 甘さがほしいときはたまに・少量を楽しむ
- 「ゼロカロリーなら大丈夫」と習慣にしないことが大切です
■甘味料と上手につきあう知識を
「カロリーゼロ=体にいい」とは限りません。
大切なのは、自分の体にどう影響するかを知って、うまくつきあうこと。
この夏、血糖値と上手につきあう第一歩として、飲み物のラベルをちょっと意識して見てみませんか?
読んでくださってありがとうございます。
次回は脳が甘さを欲する仕組みと、やめられない理由」についてお届けします!
どうぞお楽しみに!
良い週末をお過ごしください♪