「健康診断の真実シリーズ④」更年期と血糖値の話、知っておきませんか?
こんばんは。
更年期女性の健康的なダイエットと毎日を応援している、看護師の松田です。
今回は「健康診断の真実」シリーズ第4回。
テーマは「更年期と血糖値(=糖尿病)」についてです。
これまでにも登場してきたホルモン「エストロゲン」
実は血糖コントロールにも関わっているんです。
◆更年期に血糖値が上がりやすくなるワケ
エストロゲンには、血糖を下げるホルモン「インスリン」の働きを助ける力があります。
でも更年期になると、エストロゲンが減ることでインスリンの効きが弱まり、血糖値が下がりにくくなってしまいます。
さらに、加齢とともに基礎代謝も落ちてくるので、「食べる量は変わっていないのに、体重が増えてしまう…」という状況になりやすくなります。
特に内臓脂肪がつきやすくなると、インスリンの働きがさらに悪くなり、血糖値が上がりやすくなるのです。
◆健康診断の「血糖値」と「HbA1c」って?
✅ 血糖値:採血した時点での血液中の糖の量。食事や運動、体調などに影響されます。
✅ HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー):過去1〜2か月間の血糖の平均を反映する数値
です。
\目安はこちら/
- 糖尿病の可能性が高い:空腹時血糖値126mg/dl以上 or HbA1c 6.5%以上
- 糖尿病予備軍:空腹時血糖値110〜125mg/dl or HbA1c 6.0〜6.4%
- 正常高値(グレーゾーン):血糖値100mg/dl前後、HbA1c 5.6〜5.9%
\ひとことアドバイス/
「まだ糖尿病じゃないから大丈夫」ではなく、「今ならまだ予防できる」と思うのがコツです♪
◆血糖値をコントロールするためにできること
日々の積み重ねが、未来の健康を守ります。
できそうなことから、少しずつ始めてみましょう。
☑ タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)を意識して摂る
☑ ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を毎日10分から
☑ 睡眠の質を大切にする
☑ ストレスをためすぎない。ちょっとした気分転換を習慣に
☑ 体重のコントロールを“無理なく”意識してみる
健康診断の結果、最近チェックしましたか?
「ちょっと気になるかも」と感じたときが、生活を見直すベストなタイミングです。
「どうしたらいいか分からない…」そんな時は、いつでもメールでご相談くださいね。
それでは、今日もお疲れさまでした。
良い週末をお過ごしください♪